1000円以下で出来る折れたフェンスの支柱の修理

今回は、『1000円以下で出来る折れたフェンスの支柱の修理』について紹介したいと思います。

約1年前、とある休日。
買い物から帰り何も考えずに自宅の駐車場にバックで車を入れようとした際、

『ドーン』!!

フェンスに車をぶつけてしまい、支柱を根元から折ってしまいました。

その時は、まさか自分で修理する事になるとは、まったく考えていませんでした…。

折れているのは、画面右側の支柱です。

ぱっと見ではわかりませんが、近くで見るとこんな感じです。
根元からキレイに折れています。

あれから、約1年。

家族から「グラグラして危ないから、早く修理して!」

と言われながら、なかなか重い腰を上げる事ができずにいたのですが、

この度、知り合いの業者さんに相談したところ
「ブロックをコイル抜きして、新しい支柱を入れてコンクリートで固めるから、約3万円くらいかかるよ。」
との事。

業者さんに頼もうと思ったのですが、ちょっと考えてみると支柱の中に何か固いポールを入れて、折れたポールを被せれば何とかなるかも…。

失敗したら、その時に業者に頼めばいいかなって思い、自分で修理する事に…。

やると決めたからには、早速作業開始です!

作業のイメージはできているので、状況をキッチリ把握するため、まずは、フェンスを解体して寸法を測り、購入する物を決めていきます。

【用意するもの➀】

1.プラスのドライバー

2.ソケットレンチセット

こちらは、ソケットレンチセットです。
これがあると大体の事に対応できる便利なセットです。
ホーマックの初売りで税込み1100円でした。

【作業手順➀】

支柱からフェンスを外します

1.フェンスとフェンスを繋いでいる金具をドライバーを使い、外します。

金具は、3つあるので全部外しておきます。

こちらが外した金具です。
この金具は、最後にまた使いますので、なくさないように保管します。

2.支柱からフェンスを外します。

フェンスは、このような感じで支柱に固定してあります。

ソケットレンチを使って支柱にフェンスを固定している金具を外します。

1本の支柱にフェンスを固定している金具が2か所あるので、全て外します。

こちらが支柱にフェンスを固定している金具です。
この金具も最後にまた使いますので、なくさないように保管します。

この作業で、支柱からフェンスを外す事ができます。

【支柱の状態の確認】

画像のように折れた支柱を傾けていくと簡単に取れます。

コンクリートに残った支柱です。
本当にキレイに折れています。

支柱の中に残った発泡スチロールを取り除き、中を掃除し、寸法を測ります。

〔支柱の内側の寸法〕
縦 3㎝
横 2.2㎝
深さ 8㎝

支柱の確認作業はできたので、自宅から一番近いホームセンター(ホーマック)に出発です。

ホームセンターに到着し色々と物色、気に入った商品を購入し帰宅。

ここからが、修理作業本番です。

【用意するもの②】

1.アルミの平角ポール 税込み492円(ホーマック) 

サイズは、100cm×2㎝×1㎝

ちょうど良いサイズのものが見つかりました。

2.ボルト M4 4㎝×2本、3.5㎝×1本
  ナット M4 3個
  ワッシャー M4 6個
  税込み 138円(ホーマック)

画像は、ボルト M4 4㎝
ナット M4
ワッシャー M4

3.電動ドライバー

4.金切ノコギリ

こちらは、以前ダイソー(100円)で買ったものになります。

5.金属用のドリル(4mm)

こちらは、以前ダイソー(100円)で買ったものになります。

5.補修用モルタル

こちらは以前、駐車場のコンクリートの補修に使ったものの残りです。

【作業手順②】

1.アルミの平角ポールを金切ノコギリで長さ19㎝に3本できるようにカットします。

※支柱の深さが8㎝で支柱のコンクリートブロックからの高さ10㎝の所にフェンス取り付けの穴があるので、19㎝にカットします。

金切ノコギリを使ってカットします。
アルミなので簡単にカットできます。

2.カットしたアルミの平角ポールを3本束ねて折れた支柱のコンクリート側に差し込みます。

当方の場合、入れる穴とアルミがジャストサイズだったため、少し差し込みにくかったので、あて木をあてて上からゴムハンマーでたたいて入れました。
この状態で、グラツキがほとんどなく、理想的な状態です。

隙間が空くようであれば、何かスペーサのようなものをかませて、グラツキがないようにします。
また、スペーサーのようなものがない場合は、アルミポールを束ねる際に両面テープなどを貼り、少し厚みを持たせると良いと思います。

このような感じでアルミポールを穴に差し込みます。
入れる際、きついぐらいがちょうど良いと思います。

3.差し込んだアルミポールに折れた支柱を被せます。

被せる際もキツイかったため、支柱を上からゴムハンマーでたたきながら、被せていきます。

被せる際も差し込む際と同様にキツイぐらいがちょうど良いと思います。

このままでも十分グラツキがなく、強度もあるので完成でも良かったのですが、念のためボルトとナットでキッチリ抑えたいと思います。

支柱をコンクリートにアングル(L字金具)等で固定すれば、より強度が期待できると思いますが、あまり格好が良くないので、アングル等は使いません。
強度が心配な場合やグラツキがある場合は、使った方が良いと思います。

4.支柱とアルミポールに電動ドリルで穴を開けます。

電動ドライバーに金属用のドリルをセットし、適当な場所に3か所穴を開けます。

このように電動ドリルで穴を貫通させます。
結構力がいりますが、問題なく穴があけられます。

穴を開ける際、電動ドリルではなく、インパクトドライバーがあるともっと楽に穴が開けられると思いますので、そちらもおすすめです。

5.支柱をボルトとナットでアルミポールに固定します。

開けた穴(3か所)にボルトを通しナットで固定します。

これで、完全にグラツキもない状態なので、ここで終了でも良かったのですが、若干、隙間が空いているので、仕上げをします。

ちょっとボルトが長すぎました…。

6.継ぎ目に補修用のモルタルで隙間を埋めていきます。

このままで終わっても良かったのですが、隙間がをキレイに補修したかったので、以前買った補修用のモルタルで埋めていきます。

こんな感じなのですが、あとでキレイにふき取ります。

これで、支柱の修理は完了です。

7.外していたフェンスを支柱に取り付けます。

最初に外していたフェンスを元どおり支柱に取り付け、全ての修理作業が終了です。

これで修理作業の全てが完了です。
もう少し、暗めの色のモルタルだともっと仕上がりがきれいだったと思っています。

作業時間は、約3時間、作業自体も簡単、しかも費用が約700円と低価格で修理ができました。

こんなに簡単で費用もかけずにできますので、皆さんもこのような状況になったら、業者に頼まず、ご自分で修理しても良いかと思います。

皆さんにも参考にして頂ければ、幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

-100均, DIY, 修理, 駐車場
-, , , , ,