今回は、電波ソーラー腕時計なのに、なぜ時間が狂ってしまうのか?
狂ってしまった場合、どうしたらよいのか?
狂ってしまう原因と狂ってしまった時の修正方法について紹介していきたいと思います。
数年前から、ずっと気に入って使っていた電波ソーラー腕時計(シチズン/クロスシー/エコドライブ/H412)なんですが、2・3日使わないでいたら、突然、時間が狂っている状態に!
「なぜ!?」
どんなに充電させても、電波を受信させても、どうしても時間も日付も合わない!
「どうして電波時計なのに時間が狂っちゃうの?」
「壊れちゃったの?」
と疑問に思い悩んで約2年という月日が経過…。
最近、ふと『あの電波ソーラー腕時計は、どうして狂っちゃったのだろう?』と気になり、治るのであれば、修理に出そう!と決意。
早速、シチズンの『カスタマーサービス』に電話してみる事に…。
そして、「どんなに充電させても、電波を受信させても時間が合わないんです。」と伝えると
「故障していると思われます。修理申込書と時計本体をシチズンカスタマーサービスお客様修理受付係まで送って下さい。」との事。
「どうして、このように操作してみて下さい。それでもダメなら送付して下さい。みたいな案内はしないのかな?」って思いながらも、いちいち、個別の対応は面倒なのかな?って思い、修理に出す前に自分でできるところまでやってみる事に…。
そして、まず、知り合いの時計店の店主から色々と情報収取する事に…。
【電波時計が狂う原因について】
①電池残量が不足している
ソーラー式の場合、きちんと充電させておく事が必要。電池式の場合は、電池交換。
電池の残量が不足していると電波を受信する力が不足してしまうために時間が合わなくなってしまうという事。
②磁気帯びが原因なってしまっている
電波時計の近くに磁石などの磁気を強く発生させるもの置いているような場合や普段身に着けているものに磁気を発生させるものを付けている場合(磁気ネックレス等)に時計が狂ってしまう事がある。。
また、テレビ等、電磁波を発生させるものの近くに置いてある場合も同様。
基本的にどんな時計でも磁気を発するものの近くに置いておくことは厳禁。磁気で時計が狂ってしまうとの事。
磁気帯びの状態になってしまっているのであれば、磁気抜き等の修理が必要。
➂時計の基本位置がズレてしまっている場合
電波時計は、基本位置といって時計の基準になっている位置があります。
この基本位置がズレていると、どんなに充電させても電波を受信させても正確な時間に合わせる事ができないという事。
基本位置がズレる原因としては、強い衝撃、磁気、誤操作が考えられるそうです。
時計店の店主曰く、「色々な原因があるというふうに言っている人もいるけれど、物理的な破損以外は、この3つで間違いないね。」
「ただ、電波腕時計の時間がズレているような場合、基本位置がズレている事が多いね。」
との事でした。
それでは、早速、やってみようと思います。
【 電波ソーラー腕時計の時間調整 】
①充電する
(長い間、放置していたので、時計は完全に止まった状態になっていました。これから色んな操作を試しみるため、十分な電力が必要になるので、その準備として充電が必要になります。)
※日光(光)が当たる場所に約5時間から6時間、置いておきます。
充電しても、時計が動き出さない場合は、内蔵電池が消耗しているか、故障のため交換等の修理に必要になります。
ちなみに『カスタマーサービス』での修理の内容としては、内蔵電池等、内部の機械を全て交換するという事で、修理料金は約2万円という事でした。
6時間後に確認すると、時計が動いていました。
第一段階は、何とかクリアです。
これで充電の状態は、良好と思われるので、次のステップに進みます。
②電波ソーラー腕時計のボタンを操作して、時計の針の位置や日付が基本位置になるかをチェック
時計の針や日付が基本位置にならない場合は、基本位置になるように調整します。
シチズンのXCの場合、時計の針が全て12時の位置、日付が31日と1日の間が基本位置になります。
※他のメーカーの時計の基本位置は異なる場合があるので、取扱説明書やネットで確認して下さい。
〔 基準位置の確認方法 及び 修正方法 〕
1.リュウズは、通常の位置で2時のところにあるボタンを10秒以上、爪楊枝等の先の尖ったもので押し、秒針が高速で移動し始めたら離します。
2.運針や日付が止まるまで待ちます。
全てが止まった位置が、
時針・分針・秒針が12時の位置。
日付が、31日と1日の中間。
上記の場合、正常です。
※基本位置がズレている場合は、調整が必要です。
3.基本位置がズレている場合は、基本位置を合わせます。
・リュウズは、通常の位置で2時のところにあるボタンを10秒以上、爪楊枝等の先の尖ったもので押し、秒針が高速で移動し始めたら離します。
・リューズを1段引き出し、リューズを回して日付を「31日と1日」中間に合わせて時針を12時に合わせます。
※日付を合わせる際、リューズを連続回転させると時針が連続で運針します。時針が2回転すると日付が変わります。
日付が、「31日と1日 」の中間にくるまで、連続で運針させます。
連続運針を停止する場合は、リューズを左右どちらかに回すと停止します。
停止させたら、リューズをゆっくり回してキッチリ「31日と1日 」の中間に合わせます。
日付を「31日と1日 」の中間に合わせたら、時針12時の位置にくるように、ゆっくりリューズを回します。
・ 次に分針と秒針を12時の位置に合わせます。
リューズを2段引き出し、左右どちらかに回して合わせます。
その際、 リューズを連続回転させると秒針と分針が連続で運針します。
秒針と分針が、12時くるまで、連続で運針させます。
連続運針を停止する場合は、リューズを左右どちらかに回すと停止します。
停止させたら、リューズをゆっくり回して秒針と分針を12時に合わせます。
・日付を 「31日と1日 」の中間 の位置、時計の針が全て12時の位置にしたら、リューズを通常の位置に戻し、2時のところにあるボタンを爪楊枝等の先の尖ったもので押すと各針と日付が高速で現在の時刻に戻ります。
以上で基本位置合わせは、終了です。
※取扱説明書を見ながら、操作します。
取扱説明書がない場合は、ネット上で取扱説明書がありますので、そちらを参照して下さい。
➂電波を受信させる
基本位置を合わせても時間はズレていますので、電波ソーラー腕時計を窓際に置いて電波を受信させます。一般的な時計の場合、午前2時と4時に自動的に電波を受信して時間と日付を合わせます。
※ 取扱説明書では、基本位置合わせが終わったら、強制受信するように書かれていますが、うまく受信できない場合は、通常どおり、受信させるとうまくいきます。
※電波は、住んでいる場所に応じて、福島県(おおたかどや山標準電波送信所) 又は 福岡県・佐賀県(はがね山 標準電波送信所 )の方面の窓際に置いておきます。
④1日で時間と日付が合わない場合なくても数日で合う事もあるので、2・3日置いてみて下さい。
このような場合数日で合う事もありますので、2・3日放置しておいてみて下さい。
2・3日置いても時間等が合わない場合は、残念ながら修理が必要になります。
⑤電波ソーラー腕時計のボタンを操作して受信状態を確認。
〔受信状態の確認方法〕
4時のところにあるボタンを押します。
・秒針の短い針(矢印のような形)が、RXを指してから、H・M・L・NOのいずれかを指します。
・Hは、受信環境が非常に良い状態で受信したとき。
・Mは、受信環境が良い状態で受信したとき。
・Lは、受信環境が良くない状態で受信したとき。
・NOは、受信に失敗したとき。
このように表示されます。
私の場合、強制受信に何度か失敗したため、窓際に1日置いておいたのですが、受信できなかったので、2日間置いておきました。
すると秒針がH指し、受信に成功して、時間も日付も正確になりました。
とても気に入っていた腕時計だったので、本当に良かったです。
他のメーカーの電波腕時計でも調整(修正)方法等は、ほとんど変わりませんので、お持ちの電波腕時計の時間等がズレているときは、修理に出す前に試してみるのも良いかと思います。
現在販売されている電波ソーラー腕時計は、今回紹介した時計よりも進化していますので、トラブル等も少ないと思います。
お勧めです!
シチズンは、世界で初めて光発電エコ・ドライブを搭載した電波時計を開発しました。
そして日本で最初に電波腕時計を開発したメーカーです。
なんか、そんなメーカーの時計に魅力を感じちゃいますね。
皆さんにも参考にして頂けると幸いです。
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