ピアノ/補助ペダル作成

今回は、『ピアノの補助ペダルの作成』と『補助台の活用法』について紹介していきたいと思います。

先日、妻から
『子供のピアノレッスンでピアノのペダルを使っての練習がはじまったよ。』
と聞かされました。

ピアノレッスンでは、専用の補助ペダルを使っての練習をしているようですが、
自宅での練習では、椅子に寄り掛かるように浅く座りペダルを踏むか、立ったままピアノを弾きペダルを踏んでいるという状況のようです。

ピアノの先生からは、
『補助ペダルはあった方が良いけど、身長が伸びれば使わなくなるから本当に短い期間なんだけど…。』
と言われたみたいです。

そこで「買うかどうか!?」妻と話し合い、考えてみました。

買うにしても金額は約15,000円から20,000円、結構な金額がします。
まして身長が伸びれは使わなくなるという事もあり、すぐには結論を出さずに色々調べてみる事にしました。

【ピアノの補助ペダルの必要性】

まず補助ペダルの必要性についてですが、

➀ピアノを弾く際には正しい姿勢で弾く事がとにかく大事である事
②ピアノを弾く際には正しい姿勢で弾く事が将来にも影響するという事

以上の事を実践するためには、補助ペダルが必要

そして、正しい姿勢でピアノを弾いてもらうため、
変な癖をつけさせないために補助ペダルを購入する事に決めました。

補助ペダルといってもメーカーとか形とか色々あり、今度はどういったものがいいのか?悩みました。

ネットで検索しているとペダル補助台が別々のものがあり、
「あれっ!これなら作れるかも!」
「しかもそんなに難しくないのでは!」

と思い、

早速、設計図を作成。

こんな感じで、簡単な設計図を作成。

こんなイメージで金具をボルトで繋いでいけば作れる。

しかもこのような金具があれば、高さ調節も簡単にできる思い、ホームセンターに…。

自宅から1番近いホームセンター(ホーマック)に行ってみると、考えていたような金具はなく、別のホームセンター(カインズホーム)に…。

しかし、そこでも考えていたような金具はなく約1時間、色々物色しイメージを膨らませ金具を購入。

そして、購入したのが、こちらの金具等。

上 金具(大小5個)
下左 粘着剤付きのゴムマット、ペダル固定用のボルトとナット等(大)
下中 平らな金具(スペーサー代わりに購入)
下右 金具固定用のボルトのナット

不測の事態に備えて金具は、4個で良かったのですが、念のため5個購入しておきました。

【作業手順】

➀設計図のイメージ通りになるように金具を小さいボルトとナットで固定します。
②ペダルにあたる部分の金具にゴムマットをカットして貼ります。(傷防止と図べり止めのため)
➂大きいボルトとナット等をペダル固定用に設置。
④ペダルに補助ペダルを取り付け、蝶ナットをきつく締めます。

以上の流れになります。

購入してきた金具をつなぎ合わせて試作品の完成。(調整が必要。)

とりあえず、試作品完成です。

補助ペダルの高さについては、ボルトを外して金具をズラせば、高さ調節も可能です。

あとは、ピアノのペダルに取り付けるだけ。

うまく取り付けられるといいのですが…。

取り付けてみて、子供に椅子に座ってもらい、ペダルを踏んでもらったところ
「ちょっとグラグラする!」との事。

そこで、調整する事に…。

下の画像のように余っていた金具にゴムマットを貼りペダルの下側が長くなるように固定。

真ん中の蝶ナットを締めて固定すれば完成です。

取り付けたところで再び試してもらったところ、
「グラグラしなくて踏みやすい!」との事。

ペダルの下側の設置部分を長くすることによって、安定するようです。

これで補助ペダルは完成です。

蝶ナットを締めるとき、ペンチを2個使って締め付けるとキッチリ閉まります。

【補助台】

補助台については、木材を使って作成しようと考えていましたが、
高さを調節できることが必須であり作成する時間的に余裕がないことから断念…。

この台についても色々と悩んだ結果、高さが調節出来て強度があるもの。

メタルラック?がいいのでは!!

メタルラックなら高さを調節するのは、簡単。
また、強度についても問題ありません。

【用意したもの】

➀ルミナス(ドウシシャ) / ポール径19㎜用の棚板 
②ルミナス(ドウシシャ)/ ポール支柱(ポール径19㎜・長さ17㎝×2本セットを2個)
➂以前ピアノ補強ボードを作成した際に余ったパンチカーペット

左から 横幅35㎝×奥行25㎝×高さ19㎝のラック/ 
以前ピアノ補強ボードを作成した際に余ったパンチカーペット

購入したこちらのメタルラック耐荷重は約150キロと耐久性は、まったく問題ありません。

パンチカーペットを台の大きさにハサミでカットして載せます。
意外とズレません。

このようなラックなら子供の背が伸びて台が高いような場合、台を外して低くすることも可能なので便利です。

補助ペダルと補助台

これですべて完成です。

子供も「踏みやすい」と言ってくれています。

成長してきたら、高さ調節して使っていけそうです。

かかった費用は、
補助ペダル 約1,200円
補助台   約2,000円
ずいぶん抑えることができました。

作業時間 約2時間

皆さんにも参考にして頂ければ、幸いです。

また、ピアノ 床補強 床補強ボード作成ピアノ下の収納(キャビネット)作成 の記事も参考にして頂ければ、幸いです。

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